吉祥寺の駅から少し歩いた住宅街、バス通りに面したカフェ「ORIDO」。ここが、フードスタイリスト江口恵子さんのお店。料理教室「ナチュラルフードクッキング」もこちらで行われています。
メディアの仕事、カフェ、料理教室マルチ経営の江口さんに興味津々のインタビューです。
△江口さん自身も「ザ・ナチュラル」
いっぱい聞きたいことがあります!最初に今のお店を開くまでの道のりを教えてください。
はい!最初は友だちや知り合いを対象に自宅で料理教室をはじめました。
その後、アパートの一室を借りて小さなカフェと料理教室をはじめました。この期間が7年くらい、そして2015年5月に今のお店をオープンしました。
△居心地のいいナチュラルなカフェ
△奥のキッチンが料理教室の会場にもなる。
はい、忙しすぎて時間がないから自宅から自転車で通える範囲で物件を探しました。今のところは自転車で25分です。笑
自転車で25分って結構な距離ですけども…。パワーありすぎ。
何度かの移転をされていますが、それまでの生徒さんたちが来られなくなるのではという不安はありましたか?
そうですね。ある程度リスクがあるのは覚悟の上で移転しました。結果、移転を理由にやめた生徒さんはいなかったですね。遠方から来ている人が多かったからと思います。
「江口先生に習いたい」というファンがいらしているんですね。
そんなナチュラルフードクッキングさんの特徴・強み、ご自身ではどのように考えていますか?
わたしがメディアの仕事をしているので、先端の情報を提供できるところ。「菜箸一本買う時も聞いて」なんて生徒さんに言っています。
また、フードコーディネーターのアシスタント、撮影の仕事などで生の現場を見られるチャンスがあるし、カフェをやりたい人は現場で学ぶことができます。
食の仕事につきたい女性にはめっちゃ魅力的ですね。
料理研究家さんで教室をされている方は多いですが、生徒さんのスタートアップまで視野に入れてる先生はあまりいないんじゃないかな。
私、教えるのが得意なのです。それが一番の強みです。
はい、教室では料理以外の生活全般の情報もいっぱい持って帰ってもらえるようにと心がけています。
江口さんのそういう心配りが生徒さんに伝わり、教室の魅力になっているんですね。
子供のレッスンもされていますね。そのあたりのことも少し教えてください。
最初は大人のレッスンだけだったのですが、自分が子育てしてきた中で「料理を子どもに教える」ということの価値を知りました。
子どものレッスンはとても大変ですが、子どもたちのサードプレイスになればと考えて社会貢献の気持ちでやっています。
△子どもレッスンは社会貢献の気持ちでという江口さん。
わたしも子どもたちを教えていますが同感です。しかし子ども、ほんとに大変ですよね。
大変ですね〜。誰でも子どもが教えられるかっていうと無理ですね。できる人は限られていると思います。
続いてみんなが一番気になるところ。集客の方法を教えて下さい。
子供は大人の生徒さんの紹介・口コミがほとんどです。大人は、ホームページがメイン、あとはカフェへいらした方が教室をやっているのを知って参加してくれたりですね。
フードスタイリスト江口恵子の教室だからと来られる方はほぼいません。
それは意外!雑誌にたくさん出ている先生だからとかいう風には探さないのかな。それはおもしろい発見です。
そうですね。「全然知りませんでしたー」っていらっしゃいますね。笑
検索ワードとしては「料理教室」+「地域(中央線・世田谷・新宿・吉祥寺)」それから、「ナチュラルフード」「オーガニック」などです。
キーワードはみなさんやはりしっかり把握されていますね〜。
△教室案内を手に取ってもらえるのはカフェ経営をしている教室ならでは。
△カフェのキッチンで行われる料理教室。毎回たくさんの生徒さんが訪れる。
うーん・・・そうだなぁ。
少し前まで、忙しくてアップアップしていたのですが動き方を少し変えてみたらやっていることは同じなのに余裕ができました。今はすっきりしています。
なぜかひとりでアップアップしちゃってる時ってありますよね。整理してみたら「あれ?大したことないじゃん」って。忙しいからこそ、一度離れたところから俯瞰で見て、業務効率を考えることが本当に大事だと思います。
そうですね。余裕ができたのでレシピを充実させたり、レッスンにもっとスタイリングの情報も盛り込んでいきたいと思っています。レッスン、情報はきちんと提供してきていると思うので、プラスアルファをゆったり楽しむを充実していきたいです。
できた余裕が本来の業務に向けられるのが正しいですよね。
お教室マネージャー「テトコ」を使ってくださったきっかけは?
生徒さんのスケジュールのやりとりに時間も気持ちも取られていてそこを手放したかったんです。
△「レッスンの振替・申込みはホームページのカレンダーから」というルールを生徒さんに認知してもらうことで対応時間の効率化が図れた。
口頭、メール、メッセンジャーで受けていた振替をテトコ導入で、一元化しました。これでかなりすっきりしました。
あと、教室への申し込みメールだけがテトコ内で見られるのがとても便利です。
△フォームから申し込まれたもののみがテトコ内アプリで見られるのが便利(写真はサンプルです)
わたしもユーザーさんに教えてもらってなるほどと思った部分です。メーラーでも受け取れるんですが他のメールに埋もれるんですよね。申し込みメールだけが見られるのはとっても好評なんです。
教室拡大は目指していなくて、来てくれた人の暮らしが豊かになる情報を提供していくことを大切にしたいです。細く長くずっと続けていきたいと思っています。
それから、ご縁のある方たち、特に若い世代になにか自分が渡してあげられるものがあればチャンスをあげたいと思っています。
場所や機会、ノウハウを提供できる場でありたいです。”やる気のある人”はいくらでもサポートします。
カフェや教室を持っていることでユーザーのリアルな声を企業に伝えることが出来るという強みを活用して、私個人だけでなく、ナチュラルフードクッキングというチームとして仕事をしていきたいです。
今後のナチュラルフードクッキングさんに期待ていします。ありがとうございました。
料理教室は、(最初は自宅、その次にスタジオを)と思っている方も多いので、とても参考になるストーリーなのでは。料理の仕事をしたい方はナチュラルフードクッキングさんにぜひいってみるといいですよ。
人気教室の先生は、利他の心や社会を良くしたいという気持ちを持っている方が多いのと、こうありたいという自身の姿勢を明確にお持ちです。意欲的に活動していく中、業務効率化そしてマインドの面も考えて、ツール導入は必然だというのも皆さんの共通していると思いました。
「テトコ」が、結果を出している先生のお役に立てていることを知り、とっても嬉しく思いました。
【基本情報】
教室名 ナチュラルフードクッキング
(合同会社ナチュラルフードクッキング)
場 所 JR東日本・京王電鉄「吉祥寺駅」より徒歩12分
東京都武蔵野市吉祥寺東町2-40-22 リトルマンション1階
ホームページ https://www.natural-foodcooking.jp/
【おまけカフェ情報】
併設されているカフェORIDOでは、お惣菜やケーキのテイクアウトもできます。ヘルシーなお料理が評判。
(2019年7月16日 インタビュアー 松本美佐 リトルヘルプ代表)