個人教室の経営基礎知識

自宅教室など小さな事業の開業後の資金調達

少資本でできるのが魅力の自宅教室ですが、事業って投資額に比例するところがあります。

しっかりと売上を上げたい教室は、それなりの投資をすることも必要です。

最初からは難しくても、自宅やレンタルスペースで行っていたレッスンで実績を積んだら、家をリフォームして専用スペースを作ったり、自宅とは別にスタジオを借りるというケースもあるでしょう。または新規事業を立ち上げたいということもあるかもしれません。最近でいうと非対面型事業への移行(例えばオンライン講座の構築)も資金が要るケースがありますね。

資金が必要なアイディアがあるなら、しっかりと計画を持って資金調達をしてみましょう。

資金調達の方法は大きく以下の4つです。教室業が借入をするとしたら100万円以下、多くても数百万の金額なので、その規模でのメリット・デメリットをあげてみました。

 

親族からの借入

(メリット)
貸してくれる人がいればこれが一番簡単な方法。場合によっては利息なしということも。

(注意点)
自分に甘くなりがち。
事業計画と返済計画は必ず作り、親族といえどもちゃんと返そう。

金融機関からの借入

(メリット)
日本政策金融公庫が一番お勧め。女性起業家向けの低金利で借りられる融資枠があったり、無担保・保証人不要のケースも。商工会議所に加入していれば無担保・無保証人・低金利というマル経融資がある。

(相談先)
公共の経営相談窓口がお勧め。少額融資は金融機関にとって全然おいしくないので直接金融機関にいくと邪険にされることもある。それってどうなのと思うけど現実にはそんな感じ。

(注意点)
事業計画書による審査がある。必ず借りられるわけではない。自己資金や保証人がいた方が融資はおりやすい。

助成金・補助金の活用

(メリット)
返済の必要がない資金を得られる。

(相談先)
公共の経営相談窓口、ネットで「助成金」「補助金」などのキーワードで調べるといろいろある。

(注意点)
応募要件がある。自分のやろうとしていることが該当する助成金・補助金を探す。
事業計画書が必要。
審査がある。必ず採択されるわけではない。
事業を実施し支払いが終わった後に事業報告を提出して初めて支給される。長いと半年くらいかかる場合も。その間の運転資金が必要。
助成枠は1/2〜3/4など。全額ではない。また消費税は対象外のものが多い(というかほとんど)。
助成を受けた後、数年間、報告書を提出する必要がある。
助成を受けた事業で収益が出たら返済する必要がある(ものもある)。
途中でやっぱり止めたはできない。その場合は返済しないといけない。
応募書類がめちゃめちゃ大変。応募代行をやっている士業や事業者もあるが、頼むとお金がかかる。

元は税金です!お金貰えるからという安易な考えで利用しないように。
「補助金貰えるので○○をやろうと思う」は嫌がられるしカモにされるし、自分の信用が落ちる。「○○をやりたい、それを応援してくれる補助金があったら利用する」が正解。

クラウドファンディング

(メリット)
返済の必要がない。
自己資金が0でも資金調達をすることが可能。
目標達成しなくても集まった分だけもらえるオールイン方式もある。

(相談先)
CAMPFIRE、READYFORなど各クラウドファンディングのプラットホーム

(注意点)
起案は無料だが、リターン品、利用料などのコストがかかる。
全然知らない人が応援してくれることはまずない。
応援を集めたかったら、自分で相当がんばらないといけない。
ものすごい労力がかかる。その時間使ってアルバイトした方が稼げるかも。

クラウドファンディングは簡単ではありません。自分の信用の切り売りです。そして応援してくれた人がクラウドファンディングをやったら応援するという微妙なループに陥ります。
ただ、自己資金がないけどやりたいことがある!という場合にはチャレンジしてみるといいかもしれません。

テトコはクラウドファンディングにチャレンジしました。資金力や実績がなければ諦めるしかなった事業にひとつのチャンスができたという意味ではクラウドファンディングは良いシステムだと思います。

クラウドファンディング・テトコを応援してくださる方々に感謝の気持ちでいっぱいです!

ビジネスコンテストの賞金

(メリット)
返済の必要がない。事業計画書や報告書も要らない。

(相談先)
公共の経営相談窓口、ビジネスコンテスト主催者

(注意点)
もちろん、ビジネスコンテストに入賞したら貰えるものなので、ビジネスプランが魅力的であり将来性があり、なおかつビジネスコンテスト向けのテクニックがないと難しい。

出資を受ける

(メリット)
出資を受けた事業に収益が出たら配当を出すものなので、もしうまくいかなかったら出資金は返さなくても良い。

(相談先)
投資会社、個人投資家、出資してくれる人

(注意点)
エンジェル投資という小口の投資もあるが、基本、投資家(会社)はリターンが期待できないものには投資はしないし、リターンが大きいものでないと手間だけかかるのである程度の規模でないと無理と思った方がいい。あと、口も出されるので出資してくれる会社や人は選ばないと面倒なことになる。
もちろん、その事業に魅力がないと出資してくれる人はいない。

 

以上、お金を調達するのって本当に大変です。どうしてもやりたい!という情熱がないと無理です。また当然ながら、借りたものは返さなくてはいけないので、ちゃんと返せる金額を借りるというのは大前提です。

松本(リトルヘルプ代表)は、教室業という小さな個人事業で、上記すべて経験しているので、相談したい方は教室経営相談をご利用ください。実体験を持ってお伝えします。

 

テトコは教室の先生の業務を楽にする生徒管理アプリです。

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